最新の研究レポート
- 1.(全体)マイクロバブルとはどんなものですか?
- 55.(洗濯)アマゾンや楽天のユーザーレビューから
- 54.(洗濯)monoqloの評価
- 52.(工作機械)マイクロファインバブルの利用による切削・研削での効果の測定
株式会社micro-bub
当社が製造しているマイクロバブルジェネレーターは世界で初めての製品です。
特に、水道水の圧力(日本では0.15MPa~0.3MPa)の下限以下である0.1Mpa以上の圧力があれば、
水道水に含まれている約2%の空気を簡単にマイクロバブル化してしまう製品で、世界初の製品です。
当社が初めて開発して、ようやく7年目に入るところです。
この機能は水道水に限らず、0.1MPa以上の圧力か10m以上の揚程があるポンプを使っても同じように
気体を含有している液体をマイクロバブル化できるのです。
さらに、別途アダプターを取り付けるだけで外部から空気や酸素、窒素、水素、炭酸ガス、さらには
オゾン水や次亜水などもマイクロバブル化してしまうことができます。
この混入には気体だけではなく、液体でも可能です。
例えば、この機能を利用して2液を混合させるラインミキサーとしても利用可能なのです。
または、混合液をさらにしっかりと混合することにも利用できます。
また、50μ以下のマイクロバブルを発生させることができるということは、2~3分後にはナノバブルも
その液中に発生させているということです。
当社製品を島津製作所のSALD7500nanoで分析した結果では、1ml中に3,000個のマイクロバブルが確認でき、さらに同じ溶液の5分後の測定では1ml中に150,000,000個のナノバブルが確認されています。
5時間後、5日間後でもナノバブルが確認されています。
これはマイクロトラックベルの機器で測定した時でも、類似の個数が確認できています。
マイクロバブルの発生状況(即時計測)
使用品番 | メディアン径 | モード径 |
---|---|---|
ProGG(CU)15A | 21.532μm | 28.184μm |
0.5~10μm | 10~100μm | 0.5~100μm |
752個/mℓ | 2,083個/mℓ | 2,835個/mℓ |
- マイクロバブルの発生状況(即時計測)
- 【使用品番】ProGG(CU)15A
0.5~10μm
752個/mℓ
【メディアン径】21.532μm
10~100μm
2,083個/mℓ
【モード径】28.184μm
0.5~100μm
2,835個/mℓ
ナノバブルの発生数(即時計測)
使用品番 | メディアン径 | モード径 |
---|---|---|
ProGG(CU)15A | 0.109μm | 0.089μm |
径平均値 | 0.05~20μm | |
0.113μm | 147,098,091個/mℓ |
- ナノバブルの発生数(即時計測)
- 【使用品番】ProGG(CU)15A
【メディアン径】0.109μm
径平均値
0.113μm
【モード径】0.089μm
0.05~20μm
147,098,091個/mℓ
ナノバブルの発生数(3時間経過後計測)
使用品番 | メディアン径 | モード径 |
---|---|---|
ProGG(CU)15A | 0.154μm | 0.141μm |
径平均値 | 0.05~20μm | |
0.157μm | 69,348,760個/mℓ |
- ナノバブルの発生数(3時間経過後計測)
- 【使用品番】ProGG(CU)15A
【メディアン径】0.154μm
径平均値
0.157μm
【モード径】0.141μm
0.05~20μm
69,348,760個/mℓ
ナノバブルの発生数(1日間経過後計測)
使用品番 | メディアン径 | モード径 |
---|---|---|
ProGG(CU)15A | 0.104μm | 0.089μm |
0.5~10μm | 径平均値 | 0.05~20μm |
752個/mℓ | 0.109μm | 166,955,240個/mℓ |
- ナノバブルの発生数(1日間経過後計測)
- 【使用品番】ProGG(CU)15A
0.5~10μm
752個/mℓ
【メディアン径】0.104μm
径平均値
0.109μm
【モード径】0.089μm
0.05~20μm
166,955,240個/mℓ
ナノバブルの発生数(5日間経過後計測)
使用品番 | メディアン径 | モード径 |
---|---|---|
ProGG(CU)15A | 0.105μm | 0.089μm |
0.5~10μm | 径平均値 | 0.05~20μm |
752個/mℓ | 0.108μm | 111,941,666個/mℓ |
- ナノバブルの発生数(5日間経過後計測)
- 【使用品番】ProGG(CU)15A
0.5~10μm
752個/mℓ
【メディアン径】0.105μm
径平均値
0.108μm
【モード径】0.089μm
0.05~20μm
111,941,666個/mℓ
当社では、当初はマイクロバブルシャワーヘッドとか全自動洗濯機用マイクロバブルなど民生用の器具を企画開発してきました。
シャワーヘッド用では毛穴の汚れが軽減して毛根が活性化したとか、洗濯機用では洗濯槽の汚れや衣類の臭いなど粒子状の汚れが減少したとの評価の声をいただいていました。
(ただし、約70%の方は効果を感じているようですが、残り30%の方は実感がないようです。)
しかし、最近では、当社製品のコストパフォーマンス性(安価)や利便性(水道管やポンプで簡単に使える)、メンテナンス性(水道水のように異物がないと詰まることがない)などが評価され、製造業や水産農林業など、産業用などでも利用され始めています。
例えば、石や金属の切断や穿孔、洗浄、混錬、エビやウナギ・魚の養殖、イチゴやホウレン草、生花などの園芸などで利用され始め、当社でも製品の種類やサイズバリエーションを増やしています。
しかし、マイクロ・ナノバブル、ファインバブル、マイクロファインバブル、ウルトラファインバブルは
最近になって、ようやく注目され始め、日本発の技術としてISO化が進み始めた技術です。
信用できない部分も多いかと思いますが、実際に現場で試しながら認識を深めてぃつていただきたいと
思っています。
下の動画は当社製品を株式会社工進の水中ポンプを利用して発生させている風景です。
ポンプ圧力を高めれば、マイクロバブルの発生量は多くなります。
ただし、水温によって、水中に発生するマイクロバブルの視認性は変わります。
空気含有率の低い温度が40℃前後のお湯の方が水よりもはっきり見えます。
冷たい水の場合は150ルーメン以上のLED電灯で照らすことで見えます。
この違いについてはさらなる研究が必要だと思っていますが、今は確かなことは言えません。
下の動画はオーストラリアで当社のマイクロバブルシャワーヘッドで馬を洗っているシーンです。
余りに気持ちよく、糞をしてしまっているのかなと思っていますが、確かではありません。
さらに、マイクロバブルシャワーヘッドの水を飲んでいますが、これは中水とのことであまりおいしくはありませんが、シャワーの気持ちが良かったので水までおいしいと思ったのかもしれません。
例えば、犬でもマイクロバブルで洗うと乾きが遅くなります。
その理由としては普通の水だけで洗ったのでは、犬は雨の中を歩いても風邪をひかないように毛で水を弾いてしまうのですが、マイクロバブルで洗うと毛の奥の皮膚まで浸透して汚れを落とすために乾きが悪くなっているようです。
そのため、マイクロバブルシャワーヘッドを利用しているお客様から4~5回で犬の皮膚病が軽減したとのご連絡を受けることが多く、このような現象が起こっているのだなと納得しています。
犬はその感覚が実感できるためか、マイクロバブルで洗うとおとなしくなるそうです。
まずは、色々と試していただくことが必要かなと思っています。